ポテチだけじゃない!ナフサショックといちごの価格高騰の裏側を徹底解説!いちごの仕入れは計画的に!
2026年はいちご業界は例年とは大きく状況が異なります。
実は今、いちご業界でも「ポテトチップスの袋が白黒になった」と同じことが起きています
「最近、ポテトチップスの袋がシンプルな白黒デザインに」スーパーでそんな商品を見かけたことはありませんか?実はあれ、単なるデザイン変更ではありません。背景には、原油価格や包装資材価格の上昇があります。ポテトチップスだけではなく、お菓子や食品業界全体で、
・パッケージの簡素化
・内容量の調整
・値上げ
が続いています。そして実は同じことが、いちご業界でも起きています。むしろ、いちごは生鮮品である分、影響はさらに深刻かもしれません。
いちごを出荷するためには、
・発泡トレー
・包装フィルム
・段ボール
・農業用ビニール
・土
・農薬
・肥料
・燃料
など、多くの資材が必要になります。
特に2026年は、中東情勢の影響による原油価格やナフサ価格の上昇によって、これらの資材価格が大きく上昇しています。
実際に農園さんからは、
「去年より発泡トレーが高い」
「段ボール代がかなり上がった」
「肥料代が想像以上に高い」
という声を頻繁に聞くようになりました。しかし、今年のいちご市場が難しい理由はそれだけではありません。
2026年は春先から全国的に高温傾向が続いています。
本来であれば6月下旬頃まで出荷を続ける冬春いちご農園もありますが、今年は株の消耗が早く、例年より早いタイミングで栽培終了を決める農園が増えています。
つまり、
「冬いちごが思ったより早く終わっている」という状況です。一方で、これから主役となる夏秋いちごにも変化が起きています。夏秋いちごの主要産地である長野県では、一部地域で出荷開始が例年より遅れる傾向が見られており、
冬春いちごが早く終わる
↓
夏秋いちごが少し遅れる
↓
市場にいちごがなくなる
という“いちごの空白期間”が発生する可能性があります。
全国の農園さんとやり取りしている私たちJapan Fruitsでも、「今年は例年以上に供給が読みにくい」「夏場の数量確保が心配」という相談が増えています。
さらに、
・肥料価格上昇
・発泡トレー値上がり
・段ボール値上がり
・物流費上昇
・高温による収量減少リスク
も重なっており、2026年はここ数年でも特に栽培の難しい年になると予想されています。
実際、パティスリーやホテル、カフェなど、夏でもいちごを使用する事業者様の中には、
「今年は早めに数量を押さえておこう」という動きも出始めています。
では実際に、なぜ6月になるといちごが少なくなるのか?夏いちごはどこで作られているのか?
・2026年は何が違うのか?
・国産夏いちごと輸入いちごはどう違うのか?
・そして、今年の価格相場はどうなりそうなのか?
全国の認定農園ネットワークを持つJapan Fruitsが、現場で聞こえてくるリアルな声を交えながら、2026年6月のいちご市場を徹底解説します。
夏いちごを仕入れる方はもちろん、
「なぜ夏のいちごは高いの?」
という疑問を持つ方にも、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。🍓

【目次】
1.ナフサショックによる資材高騰
2.冬いちごが終わる季節
3.なぜ6月はいちごが少ないのか
4.流通する主な夏いちご品種について
5.国産夏いちごと輸入いちごの違い
6.2026年6月の価格相場感
7.夏いちごは相場商品ではなく予約商品
8.JapanFruitsの強み
1.ナフサショックによる資材高騰
ポテトチップスのパッケージ変更の背景にもなったナフサ価格上昇。実はいちご業界にも大きな影響を与えています。いちご出荷で使用する、
・発泡トレー
・パック
・包装フィルム
・農業用ビニール
などは石油由来製品です。実際に農園さんからは、「トレーがまた値上がりした」「段ボールが去年より高い」という声を聞きます。
発泡トレーは昨年比で20%前後値上がりしているケースもあり、生産者の負担は確実に増えています。

肥料価格も高止まり
肥料価格も依然として高い状況です。
特に窒素系肥料の原料となる尿素は、中東地域が世界有数の供給地です。
そのため国際情勢の影響を受けやすく、価格高騰が続いています。
いちごは肥料管理が重要な作物であるため、生産コストへの影響は非常に大きいと言えます。
2.“冬いちご”が終わる季節
まず知っておきたいのが、
一般的に日本で流通しているいちごの多くは「冬春いちご」だということです。
いちごというと冬のイメージがありますが、実は本来、いちごは「涼しい環境を好む植物」。そのため、日本では秋に苗を植え、冬〜春にかけて収穫する栽培体系が主流です。
つまり、
12月〜4月が最盛期
5月で終盤
6月でほぼ切り替え

という流れになります。
特に6月は、

・九州産終了
・関東産終了
・静岡産終了
・栃木産終了
など、主要産地が一気に切り替わるタイミング。
市場流通量は急激に減少します。
6月後半から“本格的な品薄”へ

6月前半は、まだ春作の延長で流通しているケースもあります。
しかし、6月後半になると状況は一変。
ここからは、
・長野
・北海道
・東北高冷地

など、“夏秋いちご産地”が主役になります。ただし、ここで大事なのが、
夏いちごは冬いちごほど大量生産されていないという点。冬いちごは全国的に巨大市場ですが、夏秋いちごはかなり専門性の高い分野です。そのため、「スーパーにはほとんど並ばないけど、業務用では争奪戦」という状態が毎年起こります。

3.なぜ6月はいちごが少ないのか?
いちごは“暑さ”が苦手
いちごは見た目以上にデリケートな果物です。
特に苦手なのが、
・高温
・多湿
・夜温の高さ
です。
気温が高くなると、
・果実が柔らかくなる
・傷みやすくなる
・色が飛ぶ
・香りが弱くなる
・病気が増える
など、一気に品質管理が難しくなります。つまり、夏に美味しいいちごを作るのは、かなり難易度が高いということ。

生産量が圧倒的に少ない

さらに大きいのが、生産量の違いです。
冬いちごは全国に巨大産地がありますが、夏いちごは栽培できる地域自体が限られています。
しかも、
・管理難易度が高い
・収量が安定しにくい
・設備コストが高い
・天候影響を受けやすい
など、生産側の負担も大きい。
そのため、
「需要はあるのに供給が少ない」
という構造になっています。
これが、夏いちごが高価になる最大の理由です。

4.流通する主な夏いちご品種
すずあかね

業務用夏いちごの代表格
夏いちご業界で最も有名と言ってもいい品種。
特徴は、
・しっかりした酸味
・加工耐性
・色持ち
・輸送性
です。
特に、
・パフェ
・ショートケーキ
・冷凍加工
・ソース
との相性が抜群。
夏場は甘さだけでなく、
“酸味によるバランス”
が非常に重要になります。
その点、すずあかねはスイーツとの相性が非常に良い品種です。
サマーリリカル

甘みと香りのバランス型
長野県限定で栽培される希少品種。
Japan Fruitsでも人気の高い夏いちごです。
特徴は、
・香りが強い
・酸味がきれい
・果形が美しい
・ツヤ感がある
こと。
特に、
「夏いちごっぽくない」
と言われるほど、食味バランスが良い。
パフェやアシェットデセールなど、“見せるスイーツ”との相性も抜群です。。
信大BS8-9

甘みとジューシー感が魅力の夏いちご
長野県の研究系統として注目されている夏いちご。
特徴は、
・柔らかくジューシー
・夏いちごの中では甘みが強い
・香りがやさしい
・フレッシュ感がある
です。
夏いちごは酸味が特徴的な品種も多い中、信大BS8-9は“食べやすい甘さ”を感じやすい品種。
そのため、
・パフェ
・そのまま食べるデザート
・フレッシュトッピング
との相性も非常に良く、近年注目度が高まっています。
果汁感もあり、夏いちごらしい爽やかさと食べやすさを両立しているのが魅力です。。
なつおとめ

見た目重視のスイーツ向け
比較的大粒で、形が整いやすい品種。
特徴は、
・円錐形が美しい
・断面映え
・色味がきれい
こと。
ホテルビュッフェやパフェ用途でも人気があります。
5.国産夏いちごと輸入いちごの違い

6月以降になると輸入いちごも増えてきます。
主な輸入先は、
・アメリカ
・オランダ
です。
輸入いちごには、
・大ロット対応
・通年供給
・価格を抑えやすい
というメリットがあります。
一方で、
・収穫から日数が経過している
・長距離輸送による品質低下
・香りが弱い
・断面が出にくい
・果肉が疲れやすい
などの課題もあります。
そのため、
・パフェ
・アフタヌーンティー
・ホテルデザート
・高級スイーツ
では国産夏いちごが選ばれることが多くなっています。
6.2026年6月の価格相場感
今年の相場を一言で表現するなら、
「高い」ではなく、「読みにくい」です。冬春いちごは早く終わる。夏秋いちごは少し遅れる。さらに、
・肥料高騰
・資材高騰
・物流費上昇
も重なっています。実際に農園さんからも、「作るコストが去年より高い」という声をよく聞きます。今年は特に、6月後半〜7月上旬が最も注意が必要な期間になると予想されます。
7.夏いちごは相場商品ではなく予約商品
冬いちごは市場流通量が多いため、ある程度相場が見えます。
しかし夏いちごは違います。もともとの生産量が少ないため、「安くなったら買う」ではなく、「必要量を確保する」考え方が重要です。実際にホテルやパティスリーでは、春の段階から夏の数量予約を行うケースも珍しくありません。

8.Japan Fruitsの強み
Japan Fruitsでは全国の認定農園ネットワークを活用し、
春:九州・関東
初夏:長野
夏:北海道
秋:高冷地
という産地リレーを実現しています。

また、
・パフェ向け
・ショートケーキ向け
・いちご飴向け
・いちご大福向け
など用途に応じた提案も行っています。夏いちごは品種ごとに特徴が大きく異なるため、「どの品種を買うか」だけではなく、「どんな用途で使うか」が重要になります。

まとめ|2026年は早めの調達計画が重要
2026年のいちご市場は、
・冬春いちごの早期終了
・長野県の出荷遅れ
・ナフサショック
・肥料価格上昇
・物流費上昇
・高温リスク
が重なる非常に読みにくい年です。
そのため、
・供給量はやや減少
・価格は高値推移
となる可能性があります。
特に業務用で夏いちごを使用する、
・パティスリー
・ホテル
・カフェ
・いちご飴
・大福屋
では、例年以上に早めの数量確保が重要になるでしょう。
Japan Fruitsでは全国の認定農園ネットワークを活用し、夏秋いちごの安定供給に取り組んでいます。
夏いちごの仕入れや品種選びでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。🍓


Japan Fruitsでは、日本各地の農園とのパートナーシップにより、一年中安定したいちごの供給を実現しています 。
出典:Japan Fruits
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出典:Japan Fruits
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