「9月になったら、いちご増えますか?」
この時期、ケーキ屋さんからよく聞かれる質問です。
8月は暑さの影響で収穫量がぐっと少なくなり、
いちごの確保に悩まれたお店も多かったのではないでしょうか。
では、9月になったらどうなるのか?
先に結論をお伝えします。
🍓 9月、いちごは少しずつ増えてきます!
これは、ケーキ屋さんにとってちょっとうれしいニュース。
8月の厳しい暑さを越えて、9月になると産地によって少しずつ収穫量が増えてくる傾向があります。
「じゃあ、これでひと安心!」
……と言いたいところなのですが、
9月のいちごには、変化があります。
それが、
「いちごが小さくなってきた!」
ということ。
9月に増えてくるのは、大きないちごばかりではありません。
むしろこの時期は、
Sサイズ・Mサイズ・規格外小(M〜2S)など、小さめのいちごが増えてくる傾向があります。

実はこれ、ケーキ屋さんにとっては悪いニュースではありません。
小粒いちごって、使い方次第ですごくかわいいんです。
タルトに小粒をぎゅっと並べる。
パフェに丸ごと何粒も入れる。
ショートケーキのサンドに使う。
カップスイーツのトップにちょこんと乗せる。
「大きないちごがない!」
と困るのではなく、
「今たくさん採れているサイズで、何を作ろう?」
これが、9月のいちごを上手に使うポイントです。
今回は、年間を通して全国の農園から国産いちごを仕入れているJapan Fruitsが、
2026年9月のいちごの収穫量・市場・サイズ・価格・産地の動きから、ケーキ屋さんが知っておきたい仕入れのポイントまで、まとめてご紹介します。
目次
- 【まず結論】2026年9月のいちごはどうなる?
- 8月の「いちごがない!」から、少しずつ回復へ
- 9月に増えるのは“小粒いちご”!?
- S・M・規格外小は、実はケーキ屋さんの味方
- 9月の国産いちごはどこから届く?
- 9月前半・中旬・後半でどう変わる?
- 9月のいちご価格は安くなる?
- まだまだ残暑!9月の農園では何が起きている?
- 9月のいちごを上手に仕入れる5つのコツ
- そして10月へ。夏いちごから冬いちごへバトンタッチ!
- まとめ|9月はいちごが“戻ってくる”季節

1.【まず結論】2026年9月のいちごはどうなる?
長い説明の前に、
「結局、9月のいちごってどうなの?」をまとめてしまいましょう。
2026年9月のいちごはこんなイメージ!

9月をひと言で表すなら、
「8月の厳しい時期を越えて、いちごが少しずつ戻ってくる月」です。でも、その戻り方がちょっと面白い。大粒からドーン!と増えるのではなく、小さないちごたちが、少しずつ増えてくる。
これが9月の特徴です。
2.8月の「いちごがない!」から、少しずつ回復へ
8月の夏いちごは、とにかく暑さとの戦いです。
私たち人間でも、
「暑い……」
「もう外に出たくない……」
となるような真夏の暑さ。
いちごの株にとっても、もちろん楽な環境ではありません。
夏秋いちごは夏にも実をつける品種ですが、「夏に採れる=暑さが大好き」というわけではありません。
そのため8月は、
収穫量がガクッと減る。
農園さんからも、
「今週は少ないです」
「暑さで数量が落ちています」
そんな連絡が増える時期です。
ところが9月に入り、朝晩の気温が少しずつ変わってくると――
「先週より採れ始めました!」
という声も少しずつ出てきます。
これが、9月の面白いところ。
8月に底を迎えていた収穫量が、産地によって少しずつ上向き始めるんです。
もちろん、9月1日になった瞬間にいちごが一斉に増えるわけではありません。
まだまだ暑い地域もありますし、8月の暑さによる株への負担も残っています。
だから、
8月 → 9月でV字回復!
というより、
8月 → 9月で、じわじわ回復。
このイメージに近いです。
3. 9月に増えるのは“小粒いちご”!?
そして9月。
農園さんから届くいちごを見ていると、もうひとつ変化が出てきます。
「あれ?」
「小さいいちごが増えてきた!」
9月は、
・Sサイズ
・Mサイズ
・規格外小(M〜2S)
など、小さめサイズのいちごが増えてくる傾向があります。
ここは、とても重要です。
「収穫量が増えました!」
と聞くと、
大きないちごもたくさんあるように感じますよね。
でも実際は、
「いちご全体が増えている。でも、大玉より小玉が多い」
ということがあります。
だから9月の仕入れでは、
「いちごありますか?」だけではちょっともったいない。
ぜひ、「今、何サイズが一番出ていますか?」最後まで聞いてみてください。この質問ひとつで、仕入れの選択肢がぐっと広がります。
4.S・M・規格外小は、実はケーキ屋さんの味方
ここで、
「でも、小さいいちごって使いにくくない?」と思った方へ。
実は、そうでもありません。むしろスイーツによっては、小さい方がかわいい!こともあります。
たとえばタルト。
大粒を数個ドン!と置くのも素敵ですが、小粒いちごをたくさん並べると、
「いちごいっぱい!」という華やかなタルトになります。
パフェも同じ。大粒をカットして使うのではなく、小粒なら丸ごとコロン。
コロン。
コロン。
あと何粒も入れられます。
ショートケーキなら、Mサイズをサンド用に。
カップスイーツなら、Sサイズをトップに。
ソースやジャムなら、規格外でも活躍できます。
つまり9月は、
「欲しいサイズがない」ではなく、「今あるサイズをどう使う?」
すると、意外とメニューのアイデアが広がります。



5. 9月の国産いちごはどこから届く?
「9月の国産いちごって、一体どこで作っているの?」これもよく聞かれます。9月は主に、
北海道、青森・岩手などの東北、長野、静岡などの中部地方、徳島など四国や広島などの中国四国地方
各地の夏いちご・夏秋いちごが活躍しています。
ここがJapan Fruitsの面白いところでもあります。
気候も標高もまったく違います。だからこそ、ある産地が少ないときに、別の産地が増えてくる。
そんなことが起こります。
9月は特に、
「東北はどう?」
「中部地方は?」
「四国は?」と全国の農園の状況を見ながら、いちごをつないでいく時期です。
Japan Fruitsではこれを、
「産地リレー」
と考えています。
ひとつの農園だけで一年中同じ量を作るのではなく、
日本各地の農園がバトンをつなぐように、国産いちごを届けていく。
9月も、そのリレーの途中です。

6. 9月前半・中旬・後半でどう変わる?
9月は、1か月をひとまとめに考えない方が分かりやすいです。
9月前半|まだ夏!
「9月になった!」とはいえ、外はまだまだ暑い。
8月の猛暑の影響も残っているため、収穫量がまだ少ない農園もあります。
小粒中心になりやすく、産地ごとの差も大きい時期です。
9月中旬|少しずつ変化
朝晩が少しずつ涼しくなり始めると、農園によって収穫量にも変化が出てきます。
「ちょっと増えてきました!」という声が聞こえ始めるのもこの頃。
ここから仕入れの選択肢も少しずつ増えてきます。
9月後半|秋へ向かって
さらに気温が落ち着いてくると、産地によっては収穫量も少しずつ上向きます。そして、そろそろ次の季節も気になってきます。
そう、
冬いちごです。
夏いちごの終盤と、冬いちごの始まり。
10月以降は、また違った「いちごリレー」が始まります。
7. 9月のいちご価格は安くなる?
「収穫量が増えるなら、9月はいちごが安くなる?」ここ、気になりますよね。
答えは、
収穫量が増えたからといって、すべてのいちごが一斉に安くなるわけではありません。
いちごの価格は、
収穫量、サイズ、等級、産地、天候、需要などによって変わります。
特に9月は、小粒は増えてきたけれど、大粒はまだ少ないということがあります。つまり同じ「9月のいちご」でも、Sサイズと大粒では、仕入れやすさも価格感も違う可能性があります。
だからおすすめなのが、
「いくらですか?」の前に「今、一番多いサイズは何ですか?」と聞くこと。
今たくさん採れているサイズが分かれば、
「じゃあ、このサイズで新しいケーキを作ってみよう!」
という選択もできます。
8.まだまだ残暑!9月の農園では何が起きている?
9月の農園は「残暑」と「天候」との勝負!
9月の農園で気が抜けないのが、残暑と不安定な天候です。日中はまだ気温が高く、さらに台風や大雨、長雨によって、ハウス内の温度や湿度が大きく変わることもあります。
農園さんからは、
「9月になっても、ハウスの中はまだまだ暑いですよ」
「雨が続くと湿度が上がるので、病気が出ないように特に気をつけています」
といった声も聞かれます。
特に湿度が高い状態が続くと、病気のリスクも高まるため、農園では換気・水分管理・病害虫対策などを細かく調整しています。
秋らしくなってきたように見えても、農園ではまだまだ夏、9月のいちご農園はまだまだ夏との戦いが続いているんです。

9.9月のいちごを上手に仕入れる5つのコツ
9月の仕入れで覚えておきたいのは、この5つです。
①「何ケースある?」+「何サイズが多い?」を聞く
9月は数量だけでなく、サイズを見るのがポイントです。
② 大粒だけにこだわらない
M・Sまで選択肢を広げると、使えるいちごがぐっと増えることがあります。
③ 規格外小も使ってみる
カットや加工なら、規格外サイズも立派な戦力です。
④ 産地をひとつに決めすぎない
その時に採れている産地をつないでいきましょう。
⑤ 大量に使う予定は早めに相談!
フェア、イベント、ウエディング、アフタヌーンティーなどで大量に必要なら、早めに数量と用途を伝えておくのがおすすめです。

10.そして10月へ。夏いちごから冬いちごへバトンタッチ!
9月の次は10月。
ここから、いちごの世界がまた少しずつ変わっていきます。
夏秋いちごが終盤へ向かう一方で、これから少しずつ冬春いちごのシーズンが近づいてきます。
ケーキ屋さんにとっては、
「今年の冬いちごはいつ始まる?」
が気になり始める頃。
そして、その先にはクリスマス。
いちごの需要が一年で最も高まるシーズンが待っています。
9月は、
夏いちごから冬いちごへ向かう、ちょうど中間地点。
Japan Fruitsでも全国の農園と状況を確認しながら、次の産地へバトンをつないでいきます。
まとめ|9月はいちごが“少しずつ戻ってくる”季節!
8月の猛暑を越えて、
9月、国産いちごが少しずつ戻ってきます。
でも、冬のように大粒が一気に増えるわけではありません。
9月に注目したいのは、
S・M・規格外小(M〜2S)などの小粒いちご。
だからこそ、9月はこう考えてみてください。
「大きいいちごはありますか?」
ではなく、
「今、一番たくさん採れているいちごはどれですか?」
その答えが、
新しいケーキやパフェのアイデアにつながるかもしれません。
小粒をぎゅっと並べたタルト。
コロンと丸ごと乗せたパフェ。
Mサイズをたっぷりサンドしたショートケーキ。
規格外から作る、真っ赤ないちごソース。
その時期に採れるいちごだからこそ、できるスイーツがあります。
Japan Fruitsでは、全国の農園と直接やり取りしながら、
「今、どこのいちごが採れている?」
「今週はどのサイズが多い?」
「来週はどれくらいになりそう?」
と産地の状況を確認し、季節に合わせていちごをつないでいます。
9月も国産いちごを使いたい。
小粒いちごを上手に使いたい。
秋の新作スイーツに合ういちごを探したい。
そんなときは、ぜひ用途からご相談ください。
「ショートケーキに使いたい!」
「パフェに丸ごと乗せたい!」
そんな一言からでも大丈夫です。
今の季節、今の産地、今採れているサイズから、
そのお店にぴったりの国産いちごを一緒に探していきましょう!🍓
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出典:Japan Fruits
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🍓 まとめ
いちごが一番輝く旬の時期から、お店で年中安定して仕入れるためのポイントまで、プロの視点で解説してきました。
本来の旬は初夏ですが、ケーキ屋さんにとって大切なのは「旬以外の時期にどう確保するか」です。
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