「いちごは冬が旬」といったイメージをお持ちの方も多いでしょう。しかしいちご本来の旬は、4〜6月です。
いちごに対して冬のイメージがあるのは、クリスマスやバレンタインなど、いちごを目にするイベントが多いからです。
ビニールハウス栽培技術の進化により、旬ではない冬でも問題なくいちごを生産できるようになっています。
そしていちごの旬は、以下のように品種によっても異なります。
品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
あまおう | 1〜4月 |
とちおとめ | 1〜4月 |
さちのか | 1〜3月 |
ゆめのか | 2〜4月 |
さがほのか | 3月 |
紅ほっぺ | 3月 |
サマーリリカル | 6〜7月 |
すずあかね | 6月,10月 |
サマープリンセス | 7月 |
なつおとめ | 6月,10月 |
なつあかり | 6月,10月 |
よつぼし | 11月下旬 |
あまりん | 1〜4月 |
今回はいちご本来の旬や品種ごとの一番美味しい時期、飲食店がいちごを年中安定的に仕入れる方法などについてまとめました。
全国50以上の農園と提携している、いちご農園直属の販売/プロデュースパートナーの目線から、初心者にも分かりやすく解説します。
記事を最後までチェックすれば「どのいちごをいつ食べると一番美味しいのか」が明確になります。
いちご本来の旬の時期は4〜6月

いちごに対して「冬の果物」といったイメージをお持ちの方も多いでしょう。
詳しくは次の項目で解説しますが、現在ではビニールハウス栽培などによって、時期を問わず野菜や果物を生産できるようになっています。
しかし、いちご本来の旬は4〜6月です。
例えばビニールハウスを使わない露地栽培で育ったいちごは、一般的に4〜6月に収穫されます。
いちごがスーパーに並ぶ時期は12〜5月
スーパーでいちごを多く見かける時期は、12〜5月です。
前述のとおり、ビニールハウス栽培技術の進化によって、気温が低い冬でもいちごを計画的に実らせられるようになりました。
そして、いちごの需要が最も高い時期は、冬から春にかけてです。クリスマスやバレンタインなどのイベントがあるからです。
需要に合わせて生産量も増えるため、12〜5月にかけて、いちごがスーパーに多く並びます。
以下は、東京都・大阪中央卸売市場における、いちごの月別県別入荷実績です。
12〜5月とそれ以外の時期では、いちごの入荷実績に何十倍もの差があります
以上の理由から、12〜5月をいちごの旬と勘違いしている人もいます。しかし、いちご本来の旬は4〜6月です。
夏や秋に出回るいちごの多くは輸入品
日本でいちごが市場に出回るのは、12〜5月です。しかし、夏や秋にもいちごを見かけることがあります。
実は、夏や秋に出回るいちごの多くは海外からの輸入品です。特に、5〜11月を旬とするアメリカ産のいちごが中心となっています。
以下は、2024年の生鮮いちごの国別輸入割合です。

その他には、イギリス・メキシコ・韓国などが入ります。
そして輸入品のいちごは、一般のスーパーにはほとんど並びません。ホテルや製菓店、外食チェーンなど、業務用ルートでの流通が中心となっています。
ちなみに、2024年における冷凍いちごの国別輸入割合は以下のようになっています。

いちごの品種別に一番美味しい時期・旬を紹介
いちごの一番美味しい時期、旬を以下13の品種に分けて紹介します。
品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
あまおう | 1〜4月 |
とちおとめ | 1〜4月 |
さちのか | 1〜3月 |
ゆめのか | 2〜4月 |
さがほのか | 3月 |
紅ほっぺ | 3月 |
サマーリリカル | 6〜7月 |
すずあかね | 6月,10月 |
サマープリンセス | 7月 |
なつおとめ | 6月,10月 |
なつあかり | 6月,10月 |
よつぼし | 11月下旬 |
あまりん | 1〜4月 |
それぞれ詳しく見てみましょう。
【あまおう】

品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
あまおう | 1〜4月 |
「あまおう」は福岡県を代表する高級ブランドいちごです。名前は「赤い・丸い・大きい・うまい」の頭文字を取って命名されています。
形はやや平べったく丸みを帯びており、他品種と比べてひときわ存在感があります。
【とちおとめ】

品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
とちおとめ | 1〜4月 |
「とちおとめ」は栃木県で開発され、関東を中心に全国的に広く流通している品種です。
大粒で甘さがあり、果肉はしっかりとした食感が特徴です。また日持ちも良いとされています。
【さちのか】

品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
さちのか | 1〜3月 |
「さちのか」は福岡県で誕生した品種で、「とよのか」と「アイベリー」の交配によって生まれました。主な産地は長崎県や佐賀県です。
しっかりとした果肉で、糖度が高く酸味もほどよく感じられるため、味に深みがあります。
また他の品種と比べてビタミンCが豊富です。
【ゆめのか】

品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
ゆめのか | 2〜4月 |
「ゆめのか」は愛知県を中心に東海地方で多く栽培されている品種です。
「久留米55号」と「系531」の交配から生まれました。果皮が硬めで傷みにくいのが特徴です。
【さがほのか】

品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
さがほのか | 3月 |
「さがほのか」はその名のとおり、佐賀県で育成された品種です。九州を中心に多く栽培されています。
大粒で円錐形をしており、表皮は艶のある淡い紅色です。甘みが強く、酸味は非常に控えめなため、まろやかでやさしい味わいが特徴です。
【紅ほっぺ】

品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
紅ほっぺ | 3月 |
「紅ほっぺ」は静岡県で誕生した品種です。「章姫」と「さちのか」の交配によって生まれました。
名前のとおり「ほっぺが落ちるようなおいしさ」が特徴です。
【サマーリリカル】

品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
サマーリリカル | 6〜7月 |
「サマーリリカル」は夏いちごとして注目される品種で、長野県でのみ栽培が許可されています。
夏季のいちご供給を補う貴重な国産品種として、業務用を中心に流通しています。
【すずあかね】

品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
すずあかね | 6月,10月 |
「すずあかね」は北海道や東北などの冷涼な気候を活かして栽培されます。生産量は限られており、主に地元市場や一部の専門店で流通しています。
果肉は白く、中心部はほんのり赤みがあり、空洞が少ないのが特徴です。
【サマープリンセス】

品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
サマープリンセス | 7月 |
「サマープリンセス」は夏季栽培用に開発された品種で、主に東北地方や長野県の高冷地で栽培されます。
「サマーベリー」と「女峰」の交配によって生まれました。
【なつおとめ】

品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
なつおとめ | 6月,10月 |
「なつおとめ」は栃木県で開発された夏秋どり専用品種です。
酸味と甘みのバランスがとれており、いちごらしい甘酸っぱさを味わえます。
比較的しっかりした果肉で、スイーツのトッピングにも適しています。カットした際の断面も鮮やかです。
【なつあかり】

品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
なつあかり | 6月,10月 |
「なつあかり」は「サマーベリー」と「北の輝」の交配によって生まれました。現在は中部地方以北の寒冷地や高冷地で栽培されています。
四季成り性いちごの中では比較的味が良いのが特徴です。
【よつぼし】

品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
よつぼし | 11月下旬 |
「よつぼし」は三重県・香川県・千葉県・農研機構が共同で育成した品種です。三重県育成の「三重母本1号」と香川県育成の「A8S4-147」の交配によって生まれました。
「よつぼし」という名前には「甘味」「酸味」「風味」「美味」が揃って「よつぼし級においしい」といった意味があります。
【あまりん】

品種 | 旬(一番美味しい時期) |
---|---|
あまりん | 1〜4月 |
「あまりん」は埼玉県が誇る高糖度のプレミアムいちごで、埼玉県内でしか栽培できない地域限定品種です。
最大の特徴はその圧倒的な甘さで、糖度が15度を超えることも珍しくなく、“果物というよりスイーツ”とも言われるほどの濃厚さがあります。
飲食店がいちごを年中安定的に仕入れるのは簡単ではない
旬や市場への流通量にかかわらず、飲食店やホテルなどの事業者様は、年中安定的にいちごを仕入れなければなりません。
そして夏や秋にいちごを仕入れるのは、簡単なことではありません。
「夏いちごの入荷不足で商品を販売できなかった」という経験がある事業者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
飲食店やホテルなどの事業者様は、年中いちごを仕入れられる供給元を探すことが大切です。
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まとめ
いちご本来の旬や品種ごとの一番美味しい時期、飲食店がいちごを年中安定的に仕入れる方法などについて解説しました。
品種にもよりますが、いちご本来の旬は4〜6月が一般的です。事業者様は、旬以外の時期にどうやっていちごを仕入れるかが大切です。
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