北海道の特産物!と聞いて思い浮かぶのは、カニや鮭、じゃがいも、とうもろこしを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、近年北海道では夏の冷涼な気候を活かして「 夏いちご」 の栽培が盛んに行われていることをご存じでしょうか?
冷涼な気候を活かして育てられた北海道の「夏いちご」は、 甘みが強く、香り豊かで、果肉がしっかり しているのが特徴。特に「なつみずき」というブランドいちごは、夏いちごでも非常に甘く、新鮮で美味しく楽しめるとして全国的に人気が高まっています。
この記事では、北海道のいちごの旬や栽培の背景、人気の品種、主な生産エリア、さらには仕入れ方法について詳しくご紹介します! 北海道産いちごの魅力をたっぷりお届けします。
北海道のいちごの旬と収穫時期は?
いちごの名産地である、栃木県や福岡県などでは1~2月がおすすめの時期とされていますが、北海道では気温が低いためいちごの成長速度がゆっくりなため収獲時期が遅れ、6月~7月が旬の時期になります。また、いちごの栽培方法は「露地栽培」というビニールハウスを使用しない畑で栽培する方法が主流です。一方、「夏いちご」は「ハウス栽培」で7月上旬〜11月上旬 まで収穫され、夏場でも新鮮で甘い味わいを楽しめるのが特徴です。
特に、北海道の夏いちごは昼夜の寒暖差が大きい気候を活かして栽培されており、糖度が高く、果肉もしっかりしているため、市場でも高評価を得ています。
▼「ハウス栽培」
次に北海道の年間のいちごの収獲量をみてみると毎年1500tを超え、10a当たり収獲量は45.7%増加しています。全国の収穫量の順位は25位。
北海道 [いちご(苺,イチゴ)] | 生産状況 | 10年間の生産状況の推移 | 収穫量 作付面積 全国順位 割合 | ジャパンクロップス
北海道を代表する人気の夏いちご品種
北海道で栽培されるいちごにはさまざまな品種がありますが、特に夏いちごの代表品種として 「なつみずき」 が挙げられます。
なつみずきの特徴
- 非常に甘く、酸味のバランス が絶妙で、濃厚な味わい
- 果肉がしっかりしているため、流通の際にも品質を保ちやすい
- 香りが豊か で、食べた瞬間にいちごの風味が広がる
- 暑い季節でも美味しさが長持ちする ため、夏場のフルーツとして最適
▼なつみずき
その他にも、「けんたろう」や「すずあかね」といった品種があり、それぞれの品種ごとに異なる特徴が楽しめます。北海道のいちご農家は品種改良にも力を入れており、今後も新しい品種が登場する可能性があります。
けんたろうの特徴
- サイズが大きく、光沢のある赤色が印象的なけんたろうは、甘みと酸味のバランスが抜群
- 食感は少し硬めで、とても香りが強いところが特徴
- 収獲時期は5~6月とかなり短く希少ないちご
一季成りイチゴ「けんたろう」ホクサン株式会社より
すずあかねの特徴
- 酸味がやや強く、甘味とのバランスがよくいちごの風味がよい
- 果肉がしっかりしているため、流通の際にも品質を保ちやすい
- 丸みのある球円錐形で、果皮は鮮やかな赤色。果肉は白色で
なぜ北海道では、夏イチゴが盛んに生産されているのか?
北海道で夏いちごが栽培される理由は、気候的なメリットが大きいです。一般的にいちごは冬から春にかけての栽培が中心ですが、北海道では以下の理由で 夏場でも美味しいいちごが育つ環境 が整っています。
夏いちごが北海道で栽培される理由
- 昼夜の寒暖差が大きい → いちごの糖度が増し、濃厚な甘さになる
- 害虫が少なく、農薬使用を抑えられる → 化学農薬を減らし、安全で美味しいいちごの生産が可能
- 夏でも冷涼な気候 → 高温に弱いいちごでも元気に育つ
特に、北海道の農家は環境に優しい栽培方法を取り入れることで、味・品質・安全性を兼ね備えた質の高い夏いちごを安定供給しています。
▼昼夜の寒暖差が大きい
北海道 朝晩と日中の寒暖差が大きく、記録的に(気象予報士 武内 直崇 2020年09月29日) – 日本気象協会 tenki.jp
(1)北海道の平均気温出典:http://assabu-kankoubus.com/travel/temperature/
甘さ抜群!北海道で育つおすすめいちご「なつみずき」
「なつみずき」は、北海道ならではのブランドいちごで、その名の通り 夏でも美味しく楽しめる のが魅力です。九州産の甘いイチゴ「あまおう」は糖度が 15〜16度ありますが、「なつみづき」はそれに匹敵する甘さで、平均糖度16度、最大糖度は18度。一般的なイチゴは酸味があり11度くらい、メロンでも13〜14度の糖度なので、「なつみずき」はとっても甘いことが分かります!
なつみづきは北海道の冷涼な気候を活かして開発され、「なつみずき」は 甘みが強く、食べた瞬間にフレッシュな香りが広がる ため、市場でも人気が高いとのこと。特にいちご大福や高級洋菓子店で大人気!農園直売のものは特に鮮度がよく、おすすめです。
北海道の主ないちご生産エリア
北海道内には、いちご栽培が盛んな地域がいくつかあります。特に以下の地域は 夏いちごの生産量が多く、品質の高いいちごが流通している ことで知られています。
北海道の主要いちご生産地
✅ 苫小牧市(とまこまいし)
📍道央地域
全国にも出荷される北海道最大級のいちご生産拠点。
苫東ファームなどの大規模施設が集まり、最新の栽培技術やハウス管理により、安定した供給体制が整っています。
✅ 余市町(よいちちょう)
📍道央・積丹半島エリア
「フルーツの里」として有名な地域。
りんごやぶどうと並んでいちご栽培も盛んで、甘みと香りの強い果実が特徴です。海風の影響を受ける気候が、果実に深みを与えています。
✅ 様似町(さまにちょう)
📍道南・日高地方
夏場でも涼しい気候を活かし、夏いちご栽培が活発。
冷涼な海洋性気候により、糖度の高いいちごが育ちやすく、近年注目を集めています。
北海道:「国産」夏イチゴ需要支える 苫小牧市の大規模拠点「苫東ファーム」 収穫最盛期:地域ニュース : 読売新聞
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