いちごのカビは、保存方法に気をつけたり、食べる直前まで水洗いを避けたりすることで対策できます。
いちごは変色している部分以外にもカビが繁殖している可能性が高く、カビているものは廃棄しなければなりません。
「いちごに異常があるけどこれってカビなの?」「カビ対策をしてできるだけいちごを長持ちさせたい」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
今回はいちごのカビを見分ける3つの方法や食べたらどうなるのか、カビが生えないようにする対策4選などについてまとめました。
全国50以上の農園と提携している、いちご農園直属の販売/プロデュースパートナーの目線から、初心者にも分かりやすく解説します。
記事を最後までチェックすれば、いちごのカビに関する疑問がひと通り解決します。
いちごのカビの見分け方

いちごのカビを見分ける方法は以下の3つです。
- ・変色している
- ・異臭がする
- ・柔らかすぎて簡単に潰れる
それぞれ詳しく解説します。
【変色している】
いちごのカビを見分ける最も簡単な方法が変色です。通常のいちごは、鮮やかな赤色をしています。ヘタは緑色です。
しかし、カビが生えると、いちごの表面は灰色・黒・青・緑などさまざまな色に変色します。
例えば、灰色のカビは糸状菌の一種であるボトリティス・シネレアを原因とするケースが多いです。
他にも変色した色によって、菌の種類や原因が異なります。
いずれにせよ、変色しているいちごは、カビが生えている可能性が高いです。カビが生えていない場合でも、腐敗が始まっていると考えて良いでしょう。
【異臭がする】
いちごから普段と異なる臭いがした場合も、カビが発生している可能性が高いです。
新鮮ないちごは、甘い香りを放ちます。一方で、腐敗やカビが進行したいちごは、酸味の強い発酵臭や刺激のあるツンとした臭いなどがします。
冷蔵庫や保存容器を開けた際に異臭を感じたら、カビが生えている可能性が高いです。
「臭いはしても見た目は大丈夫そうだから」と口にしないようにしましょう。
【柔らかすぎて簡単に潰れる】
新鮮ないちごは表面にハリや適度な弾力があります。
いちごの表面が異常に柔らかく、軽く触れただけで潰れてしまうようであれば、それはカビや腐敗が進んでいる証拠です。
見た目や臭いに異常がない場合でも、いちごが極端に柔らかいようであれば、カビを疑った方が良いでしょう。
いちごのカビを食べたらどうなる?

うっかりカビの生えたいちごを口にしてしまったとしても、すぐに重篤な症状が出るケースは稀です。しかし、アレルギーなどのリスクはあります。
「何らかの症状が出るケースは稀」と分かっていても、カビの生えたいちごを口にするのは気持ちの良いものではありません。
アレルギーなどのリスクがある以上、カビの生えたいちごを口にすべきではありません。
また飲食店の場合、カビの生えたいちごの提供が大きな問題に発展する可能性があります。そのため、いちごの管理には特に慎重にならなければなりません。
いちごのカビを取り除く、取って食べるのはNG
いちごのカビを見つけたとき「カビが生えた部分だけを取り除けば食べられるのでは?」と思う方もいるでしょう。
結論、少しでもカビが生えた場合、そのいちごを食べるのはNGです。目に見えるカビだけを取り除いても、意味がありません。
変色した部分を取り除いても、目では確認できない菌糸や毒素が果肉の内部に広がっている可能性があります。
いちごにカビが生えないようにする対策4選
いちごにカビが生えるのを防ぐ対策は、以下の4つです。
- ・長持ちする保存方法を実践する
- ・食べる直前まで水で洗わない
- ・不適切な温度・多湿・悪い換気条件を避ける
- ・農園直送のいちごを購入する(仕入れる)
1つずつ詳しく見てみましょう。
【長持ちする保存方法を実践する】
いちごをただ冷蔵庫に入れるだけだと、2〜3日後には劣化が進み、最終的にはカビが生えてしまいます。
しかし「長持ちする保存方法」を実践すれば、最大10日ほどいちごを長持ちさせることが可能です。
いちごは温度変化に弱いため、長持ちさせるためには、1〜5度の冷蔵庫(野菜室)で保存しましょう。
パック内で二段重ねになっている場合は、容器を移し替えて一段にしてください。重みで潰れて劣化が進むのを防げます。
最後に水分の蒸発を防ぐために、アルミホイルで包みましょう。

そうすることで最大10日ほどは、いちごを長持ちさせることができ、カビの発生も防げます。
保存方法について詳しく知りたい方は、以下の記事や動画をご覧ください。
関連記事:いちごの保存方法を常温・冷蔵庫・冷凍に分けて解説!保存期間や長持ちさせるコツも
【食べる直前まで水で洗わない】
いちごは、食べる直前まで水で洗ってはいけません。水で洗うと、表面に残った水分がカビの温床になるからです。
カビは湿度が高いと繁殖します。いちごは約90%が水分で構成されており、ただでさえカビやすい果物です。
そこに水洗いにより水分が加わると、いちごにカビが生える可能性は大きく上がるでしょう。
【不適切な温度・多湿・悪い換気条件を避ける】
カビが繁殖しやすい環境は、以下の通りです。
- ・湿度:60%以上(特に80%以上)
- ・温度:20〜30℃前後
- ・環境:換気ができておらずホコリや汚れがある
浴室・台所・押し入れ・北向きの部屋などは、上記の条件に当てはまりやすいでしょう。
台所に常温保存する場合などは上記の条件を満たしてしまい、あっという間にカビが繁殖してしまう可能性があります。特に梅雨や夏場は要注意です。
いちごは冷蔵保存が一般的なので、その場合は上記について気にする必要はありません。
【農園直送のいちごを購入する(仕入れる)】
いくら気をつけていても、収穫から一定の日数が経てばカビが生えてしまいます。
飲食店の方がいちごのカビ対策をしたいのであれば、農園直送でいちごを仕入れるのも選択肢の1つです。

一般的に、いちごは農園で収穫されて市場に運ばれ、その後に飲食店などの事業者へと届きます。
しかし農園直送であれば、間に市場を挟みません。そのため、新鮮ないちごを仕入れられます。
カビにくいのはもちろんのこと、鮮度が高い状態でお客様にいちごを提供できます。
1つのいちごにカビが生えていると他のいちごも危険
パックの中に1つしかカビの生えたいちごがない場合でも、安心はできません。
見た目では分からなくても、パックに入った他のいちごにまでカビが繁殖している可能性があるからです。
パックの中ではいちご同士が触れ合っています。そのためカビが繁殖しやすくなります。
万が一1つでもカビの生えたいちごを見つけたら、他のいちごも念入りに確認してください。念の為、保存容器を移し替えても良いでしょう。
新鮮で高品質ないちごの安定供給ならJapan Fruitsにおまかせください
Japan Fruitsでは、日本各地の農園とのパートナーシップにより、一年中安定したいちごの供給を実現しています。

新鮮ないちごを、市場を通さずに農園直送でお届けするため、通常よりも長持ちします(最短で翌日出荷、翌々日のお届け)。
そのためカビが生えるまでの期間も、通常より長くなります。

通常価格から50%オフのサンプルも提供しているので、ぜひ以下より公式サイトをチェックしてみてください。LINEからでも簡単に申し込み可能です!
>>農園直送、夏も秋も安定供給のJapan Fruitsを確認する
まとめ
いちごのカビを見分ける3つの方法や食べたらどうなるのか、カビが生えないようにする対策4選などについて解説しました。
いちごのカビは変色・臭い・柔らかさで見分けられます。
カビを防ぐには、保存方法はもちろん、仕入れ方法についても注意が必要です(特に事業者の場合)。
農園直送で新鮮ないちごを提供するJapan Fruitsでは、通常価格から50%オフのサンプルを提供しています。
ぜひ以下より公式サイトをチェックしてみてください。LINEからでも簡単に申し込み可能です!